ありひらの日記

孤独に愛された漢の雑記です

ギルバート・グレイプを語る

本日は私の好きな一本を語ろうと思います。

我らがレオ様の出演作品、

ギルバート・グレイプ(1993)です。

アメリカの片田舎が舞台の、

時間がゆっくりした感じが私の波長にフィットしたようで、

昔から好きな映画なんです。

 

今見ると、ジョニーデップの髪型と雰囲気が、

愛と呼ばれるものとか殺したいほどアイラヴユーあたりの

リヴァーフェニックスを思わせますね。

もしくはカートコバーンとか。

余談ですが、90年代初頭あたりは

繊細で破滅的なイケメンが多かった気がします。

 

あとはもう、この映画は

ディカプリオの演技に尽きますよね。

全部持っていったと思います。

 

実際に知的に遅れのある人や自閉症の人だったりと一緒に過ごしてみて、

彼なりの解釈でアーニーというキャラクターを作っていったらしいですね。

台本よりも明るいキャラクターに変えて、すごく感情豊かなキャラクターになっていますね。

 

この映画を見て私が一番感じたのは、

障害を持つ人の周りは大変だろうし、

本人も本人にしかわからない苦しみというのは人間である以上あると思いますが、

この世界とどう向き合うかは自分次第

という事ですね。

 

見下したり馬鹿にする他人もいるだろうけど、

そんなことよりもアーニーは

自分にとって楽しいことを見てるんですよね。

それは彼が家族から愛されているといった環境要因も大きいでしょうが、

最終的には彼の潜在意識がそう決めているのでしょう。

 

そういうことを自分に置き換えて考えると、

しょうもない外部刺激によって自分の気分を下げられてたまるかって思いますね。

自分の気分は誰かに決められるものではなく、

「自分で決めるもの」なんですよね。

 

そんなわけで、いつの時代も相も変わらず忙しない世界ですが、

皆さんも機会があればこの映画でホッと一息ついてみてはいかがでしょうか?

 

動画もあるのでよろしければ。

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ROUTE666を語る。

すっかり涼しくなりましたね。

 

今回はラルクの中でもロックなテイストの強いこの曲の歌詞考察をしたいと思います。

それでは一行目から。

 

回転を速める焼きついた道の上で⇩

・これは普通にバイクかなんかで道路を走ってる描写ですよね。

 

死神とタンデム火を吹きそうなエンジン⇩

・死神とタンデムにのってるようですね。

エンジンが火を吹きそうなくらいスピードを出しているのでしょう。

 

かわるがわる背後の気配がスキを狙う⇩

・これは色んなものに追われてるんでしょうかね。

自分を転落させようとする悪意とか?人気者の宿命ですね。

 

乾いた排気音 真っ赤な彼女の悲鳴をかき消した⇩

・タンデムの排気音が一緒に乗ってる?彼女の悲鳴を掻き消すくらいの爆音でぶっ飛ばしてるって描写でしょうね。

 

明日へ 向けて まわれ⇩

・明日を目指してタンデムを回していけと。

 

夢に 躍れ 砂漠で⇩

・夢を持って人生を踊っていこうぜと。この砂漠のような広大な世界で。

 

The roses! Foll down! Then crush! 

It’s an usual thing 

Help me help me

She screams out

You wanna come along on

Route666⇩

(バラたちよ、ほら落ちるぞ。打ち砕かれるぞ。

こんなのはいつものことだ。

「助けて!」と彼女が叫んでいるけど、あなたは一緒に来たいか?

この悪魔の道に。)

・こんな感じの訳でしょうかね。疾走感のある曲にマッチしたサビです。

 

満たされたいのさ誰よりもぶっ飛ばして⇩

・これは単純に他者よりも少し幸せになりたいみたいな気持ちかな?

多かれ少なから誰にでもあるんじゃないかな。

 

傍観者のゴシップ そびえるcanyon de chilly

・ここは少し難しいですね。

傍観者というのは見てるだけの人、のゴシップというのは一体何のことなのか?

多分、自分がタンデムでぶっ飛ばしているのを傍観してる人たちのゴシップなんて自分には興味がないってことかな。

要は他人のゴシップなんて興味ないよと。

俺の目の前にはでかい公園が見えてきてるんだから、という感じかな。

(キャニオン・デ・シェリーというのはアリゾナ州の大きな公園らしいですね)

 

地平をふさぐ陽炎の先に標的を見る⇩

・何か目的というか、行き先に手に入れたいものがあるってことでしょう。

 

加速してゆく鼓動の中で奴に手が届く⇩

・ついに求めていたものに手が届くぞと。

ただ、それを「奴」という書き方をしているから、標的が人間なのかな?

復讐とか?誰かを見返したいとか?だとするとちょっとダークな内容になってきますね。

悪魔に魂を売るっていうイメージかも?音楽に魂を撃った人生というか。

 

ハイドさんもラルクで突っ走って音楽で得た地位や名声があるわけで、それゆえに失ったものもたくさんあったのかもしれない。

この世は何かを得るには何かを失うという法則がありますからね。

そのバランスは自分で好きに調整していけばいいんだけれども。

ハイドさんは音楽、バンドに人生、魂を賭けて生きてきて、「トラブルだらけの暴走運転みたいな状況だけど、ついてきたいか?」とこの曲で言っているのかもしれません。

だから「奴」ってのは世間的な「成功」ってものかもしれませんね。

金の為にやってる部分ももちろんあるだろうし、それは悪いことでもないし。

綺麗事だけじゃない道で成功に届いたという部分も含めて、悪魔の道だと。

 

以降は繰り返しかな。

 

まとめ

・明日へ向けてこのタンデムを乗り回して、俺は夢をつかみ続けていくという歌かなと思いました。

暴走運転みたいな日常で、トラブルなんて日常茶飯事だけど、ついてきたいか?と。

当時のハイドさんも、どんどんバンドが巨大になる激動の状況で、その中での葛藤や悩みもあっただろうし、そういったものがこの歌詞から垣間見えるような気はしますね。

 

皆さんはどんな道を歩いていますか?

皆と同じような安全で退屈な道?

その日暮らしのような気楽でスリリングな道?

それとも悪魔に魂を売った道?

何はともあれ、誰よりも自分が納得いく人生を歩みたいものですよね。

 

それではご視聴ありがとうございました。

皆さんもいい夢と現実を。それでは。

 

歌ってみた動画もあるのでよければ⇩

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ひとり旅をする理由を語る。【静岡県/龍宮窟】

この時期、暑さも和らぐからか、気づけば去年に引き続きふらっと一人旅に出ていました。

 

お目当ては静岡県の「龍宮窟」

 

とはいえ私にとっての旅の目的は、目当てのものを見るのが第一ではなく、おそらく辿り着くまでの過程を含めた、「能動的な行動そのもの」という気がします。

 

自分で決めて、動いて、達成できるんだという一連の流れを実感したいという意識があり、その手段の一つとして、一人旅をしているのだと自己分析しています。

 

それくらい、今までの人生は受け身で自分の意思が無い自分に対して無力感が常にありました。

会社でも理不尽に耐えて、八方美人で居続け、それゆえにいいように利用されるという始末。

 

そうやって波風立てず空気のような存在で居続けた結果、いつしかアペイロフォビアという精神疾患のようなものにかかっていました。

 

こうなってくると、生き方をアップデートしていく必要を感じたわけです。

具体的には以下の点を改善しました。

 

①八方美人をやめた

・結局、誰に対しても良い顔していても、損するだけなんですよね。それに自分の意見を持たず流されているだけの人は、かえって信用されないものだと気づきました。

 

②週5の8時間労働というライフスタイルを辞めた。

・少なくとも私にはこの働き方では健康で文化的な生活は送れないと気づき、週休3日の会社に転職しました。それでも多いと思ってはいますが。

 

③やりたいことを実行し始めた。

・今回の旅にしても、転職にしても、自分の意思を行動に移し始めました。あと、店員さんとか、日常のちょっとしたやりとりする相手になるべく愛想よく挨拶するとか、元々はシャイなのでそういうのは苦手なんですが、やっぱりちゃんとした方が気分がいいから、意識的にやってみたりしてますね。

 

こんな感じで、ここからの人生は肩の力を抜いて気楽に生きていこうかなと思っています。

働きすぎて病気になってしまったら、せっかくお金を稼いだところで元も子もないですからね。

 

それでは

皆さんもいい夢と現実を。

 

※動画も良ければどうぞ⇩

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【症状1.潔癖症】を語る。

おはようございます。

ありひらです。

 

前回に引き続き、私の好きな

Rafael (ラファエル)というバンドの

【症状1.潔癖症】の歌詞考察をしていこうと思います。

 

それにしても、このバンドには毎度、10代の若者たちがここまでクオリティの高い作品を作り、活動ができるものなのかと驚愕させられます。

 

それでは一行目から

絆は形式美

孤独は夢遊病

これは絆なんて形だけのものと言ってる印象を受けますね。

夢遊病というのは

夢を見ながら現実世界で動き回る症状みたいですね。

これは自分のやってることが、他人から異質に見られる孤独感を描いているように思いました。

 

嫌がる本能閉じ込めて

汚い僕の手掴む

無理がもれてる君の顔

「離せばいいのに、、、」↓

 

これは無理して僕に関わってくれてるのが「わかってしまう」という痛みを感じます。

そんな気を使わずに、離れてくれていいんだよという気持ちなんじゃないかな。

 

誰も何も 何も見たくない

心は孤独を「求め始めた」↓

 

もう人と関わるのが辛くて、一人がいいやって心境なんでしょうね。

これはすごく共感します。

私の生活環境に置き換えて言えば、会社勤めなんてしていると、苦手な人間なんかもどうしてもいるわけですよ。

それがどんなにホワイトな職場であっても、それで一気に苦痛になるんですよね。

ならもう一人がいいよとなる気持ちは、本当によく分かります。

だから今もなるべく一人で完結できるライフスタイルを模索しているところではあるんですよね。

 

以降の歌詞は繰り返しですね。

 

この歌詞はそういった、人間に興味が失せて、もはや孤独の方面に向かう主人公が描かれていて、救いとか見せかけの希望を描いていないのが、逆に私には心地よかったですね。

 

人間、ただただポジティヴなだけでいられないというか。

どうしても襲ってくるネガティヴを見ないふりをするでもなく、且つ飲み込まれないように、うまいことバランスをとって生きていくしかないんでしょうね。

 

それでは今回はこんなところにしましょうか。

ここまで見てくださった方がいらっしゃったら、ありがとうございます。

 

動画(というかラジオ)もあるので、よかったらどうぞ。

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また次回の更新でお会いしましょう。

 

 

 

 

【症状3.XXX症】を考察する

こんにちは。ありひらです。

本日は歌詞考察をしていきたいと思います。

 

皆さんはRafaelと言うバンドをご存知でしょうか?

華月さんというカリスマギタリストが在籍し、90年代に若くして才能を発揮していたバンドです。

 

その中に「症状3.XXX症」と言う曲がありまして、ずっと感じるものがあっていつか考察してみたいと思っていたので、今回じっくり見ていこうと思います。

以下一行目から。

 

Why did create humans?(なぜ人間を作った?)

生まれ持った不平等↓

・これは根源的な疑問ですよね

何故自分があるのか?何故意識があるのか?

この辺りは考え始めるとドツボにハマる、危険な問いな気はします。

華月さんはとても純粋な方で、生まれ持った人間の持つ不平等に疑問や憤りを感じていたのかもしれません。

 

Why did create earth?(なぜ地球を作った?)

誰もに秘められた愚か↓

・確かに人間には愚かな面がありますよね?

自分自身の中にも、悪魔のような部分があるのを感じたりしますからね。

人間いろんな面があるものです。

 

「こうして歩いてるだけですれ違う度、振り向くね」

また聞こえる笑い声の意味さえも・・・↓

・これは、人とすれ違ったときに、振り返ってジロジロみられる描写じゃないかな

何か人と違う、変わった部分(例えば知的な障害など)があるのか?

そして笑い物にされてる感じかな?

しかしその意味さえも障害があるゆえに理解できないということか。

 

世界(ぼくら)のこの姿は明らかな「間違い」

Realize 生まれた姿は誰も選べないから↓

・この辺から華月さんの厭世観的な思想を感じます。

世界の持つ不条理だとか不平等や理不尽、人間の持つ醜さみたいなものが許せないような純粋さを感じるんですよね。

 

悦はそう優越感↓

・他人を下に見て喜びを感じる人間の愚かな思考回路のことですよね。

 

貧しい汚れた頭↓

・そういった思考に対して、「貧しい」「汚れてる」と表現している華月さん。

表面的に自分より劣る違いをそれはそれとし受け入れるのでもなく、受け入れないにしてもスルーするでもなく、バカにして嘲笑うというのは、本当に視野の狭い、薄汚れた視点だと思いますね。

「そうして僕のまねをして、どうしてみんなが笑うの?」

至上の純粋にそんな意味さえも↓

・笑われている本人はそんな意味もわからないほどに純粋な存在であるということでしょうね。

馬鹿にされてるということもわからないという、至上の純粋さ。

純粋に、「なんで僕を見て笑ってるんだろう?」と。

そんな高潔さは、「貧しい汚れた頭」には到底持ち得ないものでしょう。

 

生まれたままを認め合い、共に生きる道はないのですか?↓

・これは華月さんらしい、ストレートな投げかけですよね。

ただ、個人的にこれはかなり不可能に近いくらい、難しい気はします。

人間一人ひとりに負の感情や悪意も埋め込まれてるものだから。

それがクリアできたら、人間としての課題をクリアしたってことで、高次元の存在が「実験終了」って電源を落とすなんてこともありそうです。

 

Tell me truth(真実を教えてくれ)

たとえ「間違い」でもまだ間に合うから↓

・まだ華月さんは希望を持ってるのが分かりますね。

間違いだらけ世界でも、まだ希望はあると。

(繰り返しの部分ですね)

 

目に映る不平等それは目に見えないequality↓

・目にみえる優劣は目に見えないところで、ちゃんと埋められてるってことですよね。

何かが人より劣っている人が何かの才能を持ってたり、逆もあったりね。

だから、同じ人間を尊敬はしても、目に見える情報だけで蔑むのはナンセンスだとは思いますね。

 

どこにもないでしょう?あなたの素晴らしさ↓

・これは、あなたに素晴らしさが何一つないという意味ではなく、(最初はそう思いましたが、よくよく読んでみると)あなたの持つ素晴らしさは、他を見渡してもどこにも見つからないでしょうと、そういう意味に受け止めましたね。その方が続く歌詞との辻褄が合うので。

 

生まれてきた君達に優劣などはない

It's just truth(それが真実)

誰もが誰にもない素晴らしさを持っているから

全ての世界がいつか理解れる日を信じ

永遠に歌い続けよう

生まれたままの「僕」で↓

・ここはグッときましたね。ストレートで華月さんらしくて。

生まれたままの「僕」というのは、今世界に蔓延るいろんな洗脳とか、常識とか、価値観に染まる前の本来の自分とか、傷付く前のとか、そういった意味合いがありそうですよね。

自分を貫くっていうのは、すごく傷付く機会が増えるってことになると思いますが、その分、後悔のない生き方かなとも思いますね。

で、全ての世界が理解しあえる日が来るかというと、先でも述べましたが、きっと不可能に近いくらい難しいんでしょうね。

とはいえ、やはり目に映る範囲くらいはね、愛で満たしていたいですよね。

個人的に人生におけるスタンスはそれだけです。

 

この曲からは本当に、華月さんの純粋な嘆きや怒り、絶望の感情を感じるんですよね。

最後にそれでも希望で締めくくっている、すごく多くの人を救った歌詞なんじゃないかなと思います。

 

では今日はこんなところですかね。

最後まで読んでいただいた方がいらっしゃったら、ありがとうございました。

また次回の更新でお会いしましょう。それでは。

 

よろしければ動画もどうぞ↓

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ありひら爆誕

初めまして。

ありひらです。

 

いわゆる社会不適合者ですが、かろうじて生きています。

この度、自分の思考や好きなものを記しておく場所を作ろうと思い、ブログを始めました。

 

この世界で、人々を楽しませるエンタメ(映画、音楽、アニメ、本、ゲーム、俳優等)は、とても尊いものだと思い、それ関連のものをメインに書いていこうと思っています。

 

よろしくお願いいたします。