ROUTE666を語る。
すっかり涼しくなりましたね。
今回はラルクの中でもロックなテイストの強いこの曲の歌詞考察をしたいと思います。
それでは一行目から。
回転を速める焼きついた道の上で⇩
・これは普通にバイクかなんかで道路を走ってる描写ですよね。
死神とタンデム火を吹きそうなエンジン⇩
・死神とタンデムにのってるようですね。
エンジンが火を吹きそうなくらいスピードを出しているのでしょう。
かわるがわる背後の気配がスキを狙う⇩
・これは色んなものに追われてるんでしょうかね。
自分を転落させようとする悪意とか?人気者の宿命ですね。
乾いた排気音 真っ赤な彼女の悲鳴をかき消した⇩
・タンデムの排気音が一緒に乗ってる?彼女の悲鳴を掻き消すくらいの爆音でぶっ飛ばしてるって描写でしょうね。
明日へ 向けて まわれ⇩
・明日を目指してタンデムを回していけと。
夢に 躍れ 砂漠で⇩
・夢を持って人生を踊っていこうぜと。この砂漠のような広大な世界で。
The roses! Foll down! Then crush!
It’s an usual thing
Help me help me
She screams out
You wanna come along on
Route666⇩
(バラたちよ、ほら落ちるぞ。打ち砕かれるぞ。
こんなのはいつものことだ。
「助けて!」と彼女が叫んでいるけど、あなたは一緒に来たいか?
この悪魔の道に。)
・こんな感じの訳でしょうかね。疾走感のある曲にマッチしたサビです。
満たされたいのさ誰よりもぶっ飛ばして⇩
・これは単純に他者よりも少し幸せになりたいみたいな気持ちかな?
多かれ少なから誰にでもあるんじゃないかな。
傍観者のゴシップ そびえるcanyon de chilly
・ここは少し難しいですね。
傍観者というのは見てるだけの人、のゴシップというのは一体何のことなのか?
多分、自分がタンデムでぶっ飛ばしているのを傍観してる人たちのゴシップなんて自分には興味がないってことかな。
要は他人のゴシップなんて興味ないよと。
俺の目の前にはでかい公園が見えてきてるんだから、という感じかな。
(キャニオン・デ・シェリーというのはアリゾナ州の大きな公園らしいですね)
地平をふさぐ陽炎の先に標的を見る⇩
・何か目的というか、行き先に手に入れたいものがあるってことでしょう。
加速してゆく鼓動の中で奴に手が届く⇩
・ついに求めていたものに手が届くぞと。
ただ、それを「奴」という書き方をしているから、標的が人間なのかな?
復讐とか?誰かを見返したいとか?だとするとちょっとダークな内容になってきますね。
悪魔に魂を売るっていうイメージかも?音楽に魂を撃った人生というか。
ハイドさんもラルクで突っ走って音楽で得た地位や名声があるわけで、それゆえに失ったものもたくさんあったのかもしれない。
この世は何かを得るには何かを失うという法則がありますからね。
そのバランスは自分で好きに調整していけばいいんだけれども。
ハイドさんは音楽、バンドに人生、魂を賭けて生きてきて、「トラブルだらけの暴走運転みたいな状況だけど、ついてきたいか?」とこの曲で言っているのかもしれません。
だから「奴」ってのは世間的な「成功」ってものかもしれませんね。
金の為にやってる部分ももちろんあるだろうし、それは悪いことでもないし。
綺麗事だけじゃない道で成功に届いたという部分も含めて、悪魔の道だと。
以降は繰り返しかな。
まとめ
・明日へ向けてこのタンデムを乗り回して、俺は夢をつかみ続けていくという歌かなと思いました。
暴走運転みたいな日常で、トラブルなんて日常茶飯事だけど、ついてきたいか?と。
当時のハイドさんも、どんどんバンドが巨大になる激動の状況で、その中での葛藤や悩みもあっただろうし、そういったものがこの歌詞から垣間見えるような気はしますね。
皆さんはどんな道を歩いていますか?
皆と同じような安全で退屈な道?
その日暮らしのような気楽でスリリングな道?
それとも悪魔に魂を売った道?
何はともあれ、誰よりも自分が納得いく人生を歩みたいものですよね。
それではご視聴ありがとうございました。
皆さんもいい夢と現実を。それでは。
歌ってみた動画もあるのでよければ⇩